この記事はInsurtechラボアドベントカレンダー2日目の記事です。
スクラムガイドの勉強会を1年くらい続けていて「これはいつまででも続けられてとても良い勉強会」と思ったので、やり方やメリットについて書いてみました。(まさに噛めば噛むほど味が出る、スルメのような勉強会になってます)
実施方法
我々は下記やり方でスクラムガイドの勉強会をしています。こういうやり方もあるよーみたいな意見があればぜひ教えてください。
実施方法はこれだけです。うーん簡単!!
下記が実施イメージです。MIROにスクラムガイドのイメージを貼って横に付箋で気になる事を書いていくだけです。(英語版が見たくなる時があるので、英語版も貼ってます)
下記は2020年版と2017年版がありますが、どんどん過去にさかのぼって同じことをやっています。
7つのおすすめポイント
①.無料で始められる
スクラムガイドは無料で量が少ないため、皆で読む資料として、とても丁度良いです。
②.ファシリテーターが楽
やり方がシンプルなので、特段ファシリテーターが必要なく、ボード準備さえしていれば、その場でいる人で進められます。
③.時々出席しても大丈夫
読書会等だと、一度離れてしまうと戻ってくるのが難しいですが、スクラムガイドは短いですし、業務でスクラムやっていること。また、3,5,3のルールなど、依存関係も少ない事から時々の出席しても大丈夫な事はかなりポイントです
④.初心者でも有識者でもOK
皆が付箋で意見しますが、スクラムガイドはじめましての方の意見も有識者としても「そこを難しいと考えるのか?」といった学びは多く、初心者/有識者合わせて学べることもとても良いです。
⑤.ネタが尽きない
過去のスクラムガイドにさかのぼって同じことを実施することで、各年毎の違い等も理解でき、ガイド自体が結構な量出ているので尽きません。また繰り返しやっても上記の通り参加者の違いで学びは多いので、最初のスクラムガイドまで遡ったら、また2020から実施しても全然OKだと思っています。
⑥.繰り返すことで学びが定着する
スクラムガイドを過去に跨いで実施することで同じような内容を何回も議論するので学びが定着しやすいです
⑦.参加型のメンタリティが育まれる
皆で付箋を貼ってディスカッションしていく形式については慣れていないと盛り上がらない懸念があったりしますが、スクラムガイドはディスカッションするのにちょうどよい事と繰り返しやる事で慣れてくるので、新しい参加者の方が参加型のワークショップに慣れる場としても使えます
スクラムガイド勉強会で出た意見の事例
・勇気って捉え方が難しいなと思う。特に「正しいことをする勇気」とは誰に対するものなのだろう。わかるようでわからん
・「サブチームや階層は存在しない」わかってはいるけれど、階層とか意識しちゃってますね。。
・スクラムチームは、ステークホルダーとのコラボレーション、検証、保守、運用、実験、研究開発など、ぷろっダクトに関して必要となり得るすべての活動に責任を持つ⇒むっちゃ広い。。。
・「スクラムにおける心臓の鼓動」かっこいいけど、いみわからんぜ
・スプリントバックログにはスプリントゴールも入ってるんだね。
・2017年版はエッセイぽい2020年版は哲学書ぽい
こんな感じでフラットに意見書きながらみんなでディスカッションしています。
終わりに
ということでスクラムガイドの勉強会でした。そのうち各年度ごとの特徴まとめたり、どこが好きか?みたいなこともまとめて登壇したいと思っています!読んでいただき、ありがとうございました。
下記は関連記事です!!
1.任意のメンバーで集まって、スクラムガイドの読む場所を確認する。上から順に読んでいき、全部読み終わたら更に過去のスクラムガイドに移って同様に読み進める
2.読む時間を決め、読みながら、感想や疑問があれば付箋に書いていく(我々はMIROボードを使用)
3.それぞれ付箋の内容を読んでいきながら、フリーでディスカッションする
4.時間がきたら終了して、次回続きから実施する