実施例
実際の開発を始める前に必要な準備は、一通りスプリントゼロにて実施します。
| 準備 | 概要 |
|---|---|
| 開発環境を構築する | ・最初のスプリントから動くソフトウェアを開発できるように、開発環境を構築します。（開発チームの技術レベルによるものの、事前に構築することで環境の理解を深め、利用しやすい環境への改善が図りやすくなります） ・クラウドや仮想化技術の構成、ツールのセットアップ、ライブラリやデータベースの準備、ビルドやテストの自動化環境の構築（DevOpsの採用）など、必要に応じた事前準備を行います。 |
| 開発準備事項を再確認する | チームの方針をはじめ、プロダクトバックログや完成の定義、コミュニケーション計画など、開発準備段階での共有事項に漏れがないか確認します。 |
| 開発のリハーサルを行う | 実スプリントの開発前にお試しのリハーサルを行います。 ・最低でも1日、可能であればスプリントと同じ期間を設定します。 ・開発対象はサンプルコードではなく、バックログアイテムの優先順位に従って開発を行ってみます。 ・実開発の運営同様に、スプリントプランニングやスプリントレビューを実施したり、タスクボードやバーンダウンチャートなどの運用を行うことで、アジャイル開発の進め方を体験します。 ・事前準備した開発環境などの準備事項に課題がないかを確認することで、実スプリントでのリスクを低減できます。（このリハーサルにより、チームのベロシティを計測し、見積りの妥当性を確認することも可能になります） |
