ペルソナ

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ペルソナとは

  • ユーザー中心設計やマーケティングにおいて、サイト、ソフトウェアを使用する典型的なユーザーを表すために設定した仮想的な人物像のことです。(ターゲットも同様にサービスのユーザーモデルを指す言葉ですが、モデルの詳細化の粒度が異なります。例えば「ターゲット」が「20代・男性・営業職」である場合、「ペルソナ」では「27歳(1995年7月生まれ)・男性・東京都大田区在住・明治大学経済学部卒業・広告代理店の営業職・趣味は川釣り」となります。)
  • ユーザー像を具体化することによりソフトウェアの機能としてできることだけでなく、サイトのユーザーインターフェースやデザインまでユーザーの嗜好にあわせることができ、ユーザー像の深掘りにつながります。

ペルソナの要素と設定レベル

要素 設定レベル
プロフィール 年齢 生年月日まで
性別 男/女/他
居住地域 都道府県レベル
最終学歴 高校・大学(文系/理系)
職業 タイムスケジュールなどとの関係性あり
年収 サービスの価格設定に対して適切なモデル
家族構成 未婚/既婚だけでなく子どもの年齢や、両親との同居なども詳細化
趣味 サービスに直結する可能性が高く、インドア/アウトドアに留めずできるだけ具体化(たとえば「読書」でもよく読むジャンルなども設定する)
よく使うSNS Twitter/Facebook/Instagram/などの種類や更新頻度
タイムスケジュール 1日のどんなタイミングでサービスに接するのか
現在の悩み サービスに直結するポイント
イメージ イラストや写真により具体的なイメージ(性格や体格など)の共有を図る
コンテキスト ユーザーが課題に感じるシーンや考え、決定に影響を与えるシーンやシナリオを記載(リーンキャンバスの課題の項に記載したものなど)
ゴール ユーザーがソフトウェアを利用する目的や期待などを記載(リーンキャンバスの価値提案の項に記載したものなど)

ペルソナとプラグマティックペルソナ

ペルソナ備考
ペルソナユーザーインタビューやカスタマー調査などを行い、ある程度実態を捉えたユーザー像精度が高いものの、短くても数週間は必要です。(本格的なものになると期間は3ヶ月、制作費1000万になります)
プラグマティックペルソナ・ソフトウェアの作り手側の想像で作成した未検証のユーザー像(関係者のイメージを一致させる手段)
リーンキャンバスのアーリーアダプタを設定することも共有の近道
アイデアの検討からソフトウェアのリリースまでのスピードを優先します。
・1日程度で作成するのが一般的ですが、すべて想像で作成するよりも身近にいるペルソナ像に近しい人にインタビューします。
・作成件数は自由ですが、コンテキストに差がないものは集約します。
あくまでも未検証の仮説であるため、できるだけ早くリリースして本物のユーザー評価を受けてソフトウェアに反映することが重要です。

サンプル

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