はじめに
こんにちは、ヒロキングです。
自分たちがコントロール化にないところから、急遽予定変更を余儀なくされることってありますよね。私たちのチームも、スプリントレビューの時間が諸事情により急遽変更してしまったことがありました。
スクラムイベントの1つ、特にスプリントレビューの時間が変わることによって、いろいろな影響があると思います。
急遽予定が変わってしまったことに対して、私たちはそのように適応していったのか。今回は、そんなお話ができればと思います。
ことの発端
これまで私たちのチームは2週間スプリントで、スプリントレビューを最終日の15時から行なっていました。それが色々な事情で10時からに予定を変更せざるを得なくなってしまいました。
これまでやってきたリズムもあるので、これが変わることにより、色々考えなければならないことがあります。
スプリントレビューに向けての発表内容準備
これまではスプリントレビューの準備を最終日の午前中に行っていましたが、前日に行うことを余儀なくされることになります。 この影響により、単純にこれまでより消化できるストーリーポイントも少なくなってしまいます。
最終日の午前中にスプリントレビューが変更したことにより、午後からの時間をどう過ごすか
そのときのスプリントがよほど予定通りに行かないようなことがない限り、普通はレビューを終えているのでやるべきタスクがない状況で、やり残したこともないし、次のスプリントに向けてタスクを消化するわけにもいかないしといったような宙ぶらりん状態となってしまいます。
スクラムマスターとしては、純粋に作業時間が減ってしまうので、レトロスペクティブが終わった時点を今スプリントとし、そこから次スプリントにしてはどうかという提案をしました。必ずしも月曜からスタートとしなくてもいいし、次スプリントとして、スプリントプランニングを少しでも進めておくことで、次週の月曜日からはPO合意までできれば、早くタスクに着手することができるからです。
スクラムマスターとしては提案までで、どう過ごすかはチームのメンバーで決めてもらうことにしました。
チーム内で話し合った結果、下記のようになりました。
- スプリント中に積まれたTaskをやる
- スプリントプランニングを前倒しで実施する
1つ目は、スプリント中に、例えば、ラボ内の活動や、今回のような急遽話し合いが必要な事案が発生するなどのスプリントゴールに直結しないようなタスクが発生することがあります。スプリントが終わった状態なので、こういったやり残した活動があればこれをやろうというわけです。
2つ目は、ここは私からの提案も考慮してくださいました。さすがです!
というわけで、次のスプリント(スプリント17)では、「スプリント中に発生したスプリントゴール外のタスクがあればそれを実施」し、それがない場合は「スプリントプランニング」を前倒し+「技術動向調査」を行ってみようということになりました。
さすが開発メンバーなので、スキル向上の意識が高い!
次のスプリント(スプリント17)にて
そして、来たる次のスプリントにて実際に実践してみましたので、特に技術動向調査の結果を共有したいと思います。
私は別の打ち合わせで実際にはこの目で見ていないのですが、初回なので、自由にやってみることにしたようですね!
チャレンジ精神がすんばらしいっ!!
AWS関連
AWS関連を調べてくださった方がいたようですね。
しっかりAmplifyを調べているところがいいですねぇ。自分たちが使っている開発フレームワークにアンテナが貼られていることは素晴らしいと思います。
新しい技術も気になりますよね。
参考リンク:
Custom pipeline(Amplify Docs(Gen2))
ビジネス利用に最適化された生成AI「Amazon Q」登場 月額20ドルから
Amazon Titan基盤モデルのTitan Text G1 Lite/Expressを試してみた
生成AI関連
こちらは、生成AI系ですかね。流行りのものにもしっかりチェックしておきたいですよね。
参考リンク:
Stability AI、リアルタイムでのテキスト画像生成を実現するAIモデル「SDXL Turbo」を発表 β版を無償公開中
Real-Time Latent Consistency Model (LCM)から掘り下げる最近の画像生成AIの高速化研究
https://github.com/radames/Real-Time-Latent-Consistency-Model
Insurtech関連
我々Insurtech研究所なので、保険のことも忘れずに勉強していきましょう!
いやー、ちゃんと全網羅しているあたりさすがとしか言いようがありませんね。
見習いたいです。
参考リンク:
組込型保険はもうからない? LINEやテスラの事例でみる「Embedded Insurance 2.0」
グローバルInsurTechトレンド:インシュアテックを巡る3つの潮流
さいごに
いかがだったでしょうか?
スクラム、アジャイル開発宣言だったかな?「変更に対応する」チームはまさに、変化に対し柔軟に対応してくれました。
チーム内の感触としてはまぁまぁ良さそうで、もうしばらく継続してやってみる方向で考えています。
みなさんなら同じ状況下のとき、どう対応しますか?正解はチーム事情や組織によって必ずしも1つではないと思います。ウチのチームの出した答えがどこかのチームの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。