プランニングポーカーとは
- アジャイルの相対見積りとして、最もポピュラーな見積り方法。バックログの数値が大き過ぎる場合やユーザーストーリーが不明確な場合には、適切な単位へのバックログの再分割やユーザーストーリーの見直しを行う対象と判断する場合がある。
- 優先順位の高いバックログほど見積りに時間をかけ、優先順位の低いバックログの見積りには時間をかけない。
実施手順
① ストーリーポイントのカードを準備する
- フィボナッチ数列(1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,…)などを使用する
- バックログの再分割やユーザーストーリーの見直し基準となる数値を設定しておく
② 相対見積りの基準にするバックログアイテムを決める
- 開発チームのメンバーが実現方法を最も理解しているバックログアイテムを対象にする
③ 見積りをするバックログアイテムを選び、内容を参加者全員で確認する
- 詳細かされている(優先度の高い)バックログアイテムから見積りを行う
- 前回の見積り対象などではなく、あくまでも基準となるバックログアイテム(②で決めたもの)との比較によって見積る
④ 基準となるバックログアイテムを確認する
- 基準にしたバックログアイテムを③で選んだものと比較しつつ再確認します
⑤ 個々人でポイントを決めて一斉にカードを提示する
- 提示前には会話をせず、自分の考えでカードを一斉に出します
- チーム全員で他の人の意見に左右されることなく見積るため、リスクやタスクの共有も可能になります
⑥ 提示されたカードの数値を確認する
- 提示されたカードの数値に2段階以上の開きが出なかった場合、⑦に進みます。
- 提示されたカードの数値に2段階以上の開きが出た場合、最も大きな見積りを出した人と最も小さな見積りを出した人が全員に見積り根拠を説明します
- 最も大きな見積りを出した人は他の人が気づいていない作業やリスクを知っているかもしれません
- 最も小さな見積りをした人は他の人が知らない効率化の実現方法や流用可能なソフトウェアを知っているかもしれません
⑦ ⑥の説明を踏まえ、再度個々人でポイントを決めてカードを提示する
- ⑥⑦の繰り返しによって隣り合う数に収束した場合、どちらかの数に決定します
- どちらの数にするかはチームで確定させます(大きな数、小さな数、平均値、出した人が多い数など)
プランニングポーカーツールの紹介
プランニングポーカーをオンラインで実施できるツール(無料)のサンプルです。
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