2024.3 アドベントカレンダー始めました!!

この記事は2024.3Insurtechラボアドベントカレンダーの1日目の記事となっています。

 Insurtechラボでは発信活動を大事にしていて、四半期の都度アドベントカレンダーを実施しています。毎回実施しているので今回はエントリー用のWebページを作ってくれました。今、この機能を拡張して、12か月いつでも誰でもエントリーできるアドベントカレンダーのボードを作ってくれています。楽しみ~~。

発信活動について

 さて、先日、デブサミ2004に行った際に聞いたZOEさんの講演でも「個のスキルから組織のスキルに転換するために学習したことを発揮できる仕組みづくりが重要」と話されていました。

 ここに書いている事は我々も非常に重要と考えており、

① 分報(times)で発信することを勧奨
② チーム内での発表
③ 学んだことを積極採用してみるプロジェクトの実施
④ このラボのHPでの技術ブログ発信
⑤ 社外登壇の勧奨

とZOEさんの資料の内容はどれも取り組んでいます。下に行くほどハードルが高く徐々にステップアップが必要という事ですが、そもそもすべてにおいて、上記のような事を実施する環境が全くなかったため、ラボを使った際に割とすべて実施できるように整備しました。(④や⑤は最初は自分が中心に実施する形でどんどんメンバーのも感染?していっている形です)

SECIモデルでの上記取り組みの重要性

組織学習の話をするときにいつもラボで持ち出している野中郁次郎先生のSECIモデルですが、

①共同化:言葉ではなく、共通の体験を通して、暗黙知を暗黙知として経験/暗黙知を移転する
②表出化:個人の持つ暗黙知を、言葉や図解などに表して他人と共有します
③連結化:表出された知識を他の知識と組み合わせ、新たな知を創出します
④内面化:新たに創出された形式知を、習得するために反復練習等で自分のものとし、形式知から個人の暗黙知へ変化します

 最初に話したような発信活動はSECIモデルでは主に『表出化/連結化』が中心の取り組みになります。経験した内容を何らかのメタファーやモデルやアナロジーなど暗黙知を形式知として発信するのが表出化、複数の情報を組み合わせて、形式知から新たな形式知として発信するのが連結化 となります。

 私はSECIモデルの中でも左上の『共同化』の重要性を非常に感じていて、チームメンバーで共に経験してメンバー感で経験/暗黙知が移転する行動が組織マネジメントのキーになると考えています。ただ、その共同化をいくらしても、それらを見える形に発信する場がないと、何も起こらず消失してしまうため、強制的にでも『発信の場を作ること』が共同化がより効果的となり創発が起こるのではと考えています。

 ラボでも上記の通り、最初SECIモデルの右側の発信の場を整備する事を意識しました。ただ発信の場の環境があるからと言って発信は増えませんでした。その後徐々に、スクラムでの経験や合宿RSGT全員参加全員ふりかえり等メンバーが共同の体験通じて創発が起こるという経験があり、その経験に準じて右の発信活動が増えていったと思っています。

という事でアドベントカレンダー

 まだ3月のカレンダーが全部埋まっていませんが、今までよりは埋まっています。是非今までアドベントカレンダー書いてない方も記事を書いてくれると嬉しいです。(今回は記事書かなくても上記アドベントカレンダーで一言を書く事も出来るので気軽にエントリーお願いします。)

 と最後は自分達の組織向けのメッセージでした。Insurtecnラボ最後のアドベントカレンダーなので、楽しみにしています。読んでいただきありがとうございました。