ファシリテーターはつらいよ【スクラムマスターへの道#19】

はじめに

最近妙に忙しくてジムに丸2週間行けていない、ヒロキングです。

机に向かいすぎて、腰が痛くなってきてしまいました。。

普段整体にも通っているのですが、予定を早めて行こうか本気で悩んでいるところです。

さて、近況はこれくらいにして、前回、FDL(Fun Done Learn(のお話をさせていただきましたが、前回のレトロスペクティブで感じた課題を次回に活かすべく、今回もFDLでふりかえりを行ってみました。そのときのお話をしていこうかなと思います。(前回のお話はこちら。楽しい!「Fun Done Learn」【スクラムマスターへの道#17】

コーチからのフィードバック

定期的にコーチに1on1してもらっています。

前回のレトロスペクティブについてのフィードバックもいただきました。

  • FDLの最後で「何もいうことがない、このまま行って貰えば!」という締めくくりだったかと思いますが、何か声かけをするのであればどんなケースでしたか?
  • ふりかえりをやった後にチームがどうなってほしいかを忘れないようにすること
  • 課題について作戦を立てる部分はDS後にやる(残ってもらう人を絞る or 全員)
  • 発散はうまくいった。発散で終わってしまったので収束も見たい
    ※チームを集中させるという観点を大事に

いただいたフィードバックについて、こんなことを考えました。

>FDLの最後で・・・
私から見て、チームは新しい作りごとができるということで、モチベーションが高まっているように見受けられます。このままモチベーションを高く保ち続けていけるように、スクラムマスターとしてどんなアプローチができるのかを常に考えています。

声かけをするケースか・・・。

たとえば、思うように進まない何らかの阻害要因が発生したときとかモチベーションが下がってくるようなとき、、なのかなぁ。

そんなときにスクラムマスターとしてどんなアプローチができるんだろう。

>ふりかえりをやった後に・・・
チームがどうなってほしいかか。。すでにやってくれていることだけど、それぞれが共有しあって少しずつスキルの平準化が進んでいってくれているので、例えば一度手を止めて勉強会を自分たちでやってみるとか、HP投稿してアウトプットするということもやっていってもらえるといいのかなぁなんて思いました。

いわゆる「木こりのジレンマ」ってやつですね。そう言ったことを提案するのもいいのかもな。

「木こりのジレンマ」という寓話|斧を研ぐ時間がなぜ重要なのか?

>課題について作戦を立てる部分は・・・
ここは、この後「レトロスペクティブが他のMTGと被っちゃった件」で実際にやってみました。

>発散はうまく行った・・・
収束、特に課題を見つけてどういう対策をしていくかを考えるという部分が、チームでも難しさを感じているところではあるので、うまくそこを導いていけるようにファシリをしないといけないんだろうなと、私自身も感じているところです。

レトロスペクティブが他のMTGと被っちゃった件

こちらについては、最初1人で悩んでました。なぜなら、時間を調整したくても、他の20%チームとの調整や、もともと兼業だったメンバーを考慮するとなると「あちらを立てればこちらが立たず」状態になってしまうことが分かっていたので、現実的には難しいのかも・・と思っていました。

コーチにも相談してみたところ、「チームに聞いてみたら?」「スクラムマスターが1人で悩むことではないから、チームで決めましょう」というアドバイスをいただきました。なるほど、なんとなく1人で抱え込んでしまっていました。

レトロの時間変更

普段、17:00から18:00でレトロスペクティブを実施していて、ちょうど16:00-17:00が空いているのは分かっていたものの、POの予定が合わないんだろうなと思い込んでいてそのアイデアを思いついていませんでした。

みんなに相談してみたところ、16:00-17:00なら空いているとの返事をいただけたし、POもちょうどMTGに顔を出してくれて、16:00-17:00ならOKだよという返事をいただけました。

あらら、コーチの言っていた通りチームに聞いたら一瞬で解決してしましました。

教訓

チームの中で発生した問題、課題はスクラムマスターが1人で悩むものではない。チームの問題はチームで考えよう!

収束をやってみたが・・・

今回は、収束を意識してチームに問いかけながらFDLをやってみました。

今度は収束を意識するあまり、FDLの発散のファシリテートがうまくいきませんでした。前回と同様に、ひとまず意見を付箋に書いてもらった後に、書いた人以外の人がFDLに置いていくというやり方で進めようと思っていたのですが、気がつけばそれぞれがFDLの中に配置し始めていたのです。

もうほとんどみんなが貼り終えそうな頃だったのでこのままそれぞれで貼ってもらうことにしました。

この時点で収束のことを頭の中で巡らせていたんでしょうね・・・まだまだファシリに対する余裕がないんだなということに気付かされた瞬間でした。

予定外なことがありましたが、なんとか気持ちを落ち着かせてそれぞれの付箋の共有をしたのち、本題の収束です。

今回のFDL

この時点では、FDLは付箋の量が全体的に均一になっていたほういいと思い込んでいました。FDLを少し遠目から眺めてみると、やや「Done」少ない気がしたので、「Done」が少ないような気がしたのですが、Doneを増やすにはどうしたらいいんですかね?」という問いかけをしてしまいました。

メンバーの中から、

「Doneが少ないように見えるけど、一枚が濃いから少ないことが問題ではないのでは?」

「Doneが少ないと問題なんだっけ?」

といった意見が出てハッとしました。そうですよね、全くその通りだわ。。そこから収束させていくのにどんな問いかけをしていけばいいのか分からず、途中コーチに助け舟を出してもらいながらどうにか着地。

ネクストアクション

PBIを消化していく中で、「途中経過をPOに見てもらいたかったが、環境構築がまだできていなかったので途中で見てもらうことができなかった」とか、「「できれば、レビューの場でどう使うかイメージが湧いてくる・議論できるようなファシリテートがあると最高です!!」というフィードバックをもらったので、スプリントレビューの進め方の工夫をしよう」とか、「PBIを消化することに集中しすぎてスプリントゴールを意識できなかった」などの意見が出ました。

そんな中で、チームとしては、次のようなカイゼンをしていくことになりました。

  • モブプロを始める時にゴールの確認をしてみる
  • スプリントゴールを意識する
  • フィードバックのもらい方を工夫する

もう少し明確なアクションになるまで持っていきたかったな。例えば、モブを始めるときに、今のメンバーで実装する箇所のゴールを決めてから進めるのか、このPBIをDoneにするために、実装が最終的にどうなっていることがゴールなのかを確認するのかとか、もう少し具体的なアクションにできたなと反省。

「スプリントゴールを意識する」も「フィードバックのもらい方を工夫する」も、もう少し具体的に落とし込めればよかったです。

さいごに

ファシリって難しーよー・・・。

進行することでいっぱいっぱいで余裕がなくて、うまくいかなくていつも落ち込みます。

どうしてもまだビビってまう。「実験だと思って思い切ってやってみましょう」とコーチにいつも励まされます。そうよね、スクラムは経験主義なんだから。避けてばかりじゃダメだぜ(を言い聞かせる)

コーチからのフィードバックから今一度ふりかえってみて、改めてまた次回までに準備をしていきたいと思います。

いかがだったでしょうか。今回はうまくいかないことばかりで弱音ばかり吐いてしまいました。

また、その後の成長をお見せできるように、がんばりまーす!!