はじめに
どうも、ヒロキングです。
この記事は、2024.3Insurtechラボアドベントカレンダーの3/4(月)の記事です。
いつものアドベントカレンダーだと2日目ってことでいいのかな!?
最近は、急に寒くなったり暑くなったり忙しいですね。そのせいなのか、腰を痛めてしまい、冷や汗をかきました。整体に行って色々整えてもらうことでことなきを得ました。
みなさまも体調崩されないよう、お気をつけくださいませ。。
今回は、前回のレトロスペクティブの続きで、下手くそなファシリテーションに見かねてコーチがアドバイスをくれました。
そんなところから、スタートしていこうかと思います。
※前回の記事はこちら
→ファシリテーターはつらいよ【スクラムマスターへの道#19】
スクラムマスターとして、チームがどうなって欲しいか
コーチからそんな問いを受けました。
自分は今のチームにどうなって欲しいんだろう。ちょっと思いつくままに書いてみました。
- モブやTDDを頑張ってトライしているので、自分たちが継続的にスキルアップする気持ちを持ち続けられるようになってほしい
- ラボメンバーが使いたくなるものを提供できている達成感が持てるようになってほしい
- スプリントレビューなどで得られるフィードバックから、より良くなるための改善案が出せるようになってほしい
- フィードバックループを回せられるようになってほしい
- もっとプロダクトを良くぞというモチベーションの高いチーム
- 現在スプリント2で、おそらく実質作業できるのはスプリント4まで(残り2スプリント)。残りの期間でどこまでプロダクトを価値のあるものにできるのかを全員で考えられる
- 誰もが議論を戦わせながら、それぞれの課題に取り組めるチームになってほしい
- 自分たちの状況を鑑みて、最善のやり方を見つけられるチームになってほしい
- チームや目的が変わってしまっても、アジャイルで進められる人材になってほしい
いやー、欲張りちゃん^^
レトロスペクティブのゴール(テーマ)設定
このタイミングでふりかえりを通して、チームにどうなってもらいたいですか?
おそらく残りは2スプリントになるだろうということで、その後継続して今のプロダクト開発を続けるのか、同じチームでできるのかも分からない状況なので、残り2スプリントをどう使っていくかが大事になると思いました。
というわけで、こんなゴールを設定してみたわけです。
「残りのスプリントで、チームがどのようにして最大の価値を提供できるかに焦点を当て、チームで最も効果的な改善策を特定する」
ひとまず事前にゴールも設定できたので、これで本番に臨みます
DPA
さて、ここから本番での出来事をお伝えできればと思います。今回もあえて前回と同じフォーマットです。
DPAについては、改めて再確認してもらうのと、何か追加があれば追加しましょうかぐらいのつもりでしたが、ここで嬉しい誤算がありました。
「ちょっと見直しませんか?」
まさか、そんな動きをしてくれるとは思っておらず驚きましたが、確かにもう4Q始まってからだいぶ経つのに「4Qこれからお願いします感」は変か笑
というわけで、改めて見直してみることになりました。


FDL(Fun Done Learn)
さて、本題のFDLです。前回はぼやっとしてしまったので、そこは対策しておきましょう。
あらかじめ作業エリアを設けておいて、そこに書いた付箋を貼ってもらうようにしました。

今スプリントでの出来事を思い出してもらうために、予定表やニコニコカレンダー、バーンアップチャートを近くに添付しておきます。これらをみながら、それぞれでチームのできごとを付箋に書いてもらいました。
あとは、4月以降このまま継続して今のプロダクト開発ができるか分からない状況で、時間的な制約もあることから、残りのスプリント期間も少し頭に入れつつふりかえってもらうために、カレンダーもそばに貼っておきました。もう2スプリントしかないんですね。早いわぁ。。


付箋にできごとを書いてもらい、内容を共有してもらいながら、書いた人以外のメンバーでFDLに貼っていきます。
付箋に書き出してもらう際、ちょっと雑談も交えながら付箋を書く時間を過ごしていたのですが、ニコニコカレンダーを見ると、ちょっと不調の人がいる!ずっと絶好調の人もいる!あ、書いてくれてない人もいる笑。そんなシグナルを出してくれているじゃありませんか。
そういえば、このニコニコカレンダー、やってはいるもののうまく活用できていないなーと改めて感じました。いや、薄々は感じていたのですが、なんかもったいないですね。。これをしっかり眺めたのがレトロスペクティブ準備のときだったもんなぁ。
ニコニコカレンダーの活用は、今後の課題の1つですね。
さて、ここからは共有パートです。メンバーが気を利かせて「モヤみ(MOYAMI)」エリアを用意してくれました。モヤっとしたできごとについて、このモヤみエリアを使ってくれました。こういうアドリブができるのも素敵ですよね^^

前回と比べると、どうでしょうか。Funだけとか、Doneだけが少なくなって「Fune×Learn」みたいな掛け合わせが増えてきた印象。ただ楽しいだけじゃなく、楽しさもあり学びもあり。そうだとしたらいいですよね。スクラムマスターの私からみても、そんなチームのいい雰囲気を受けていたのでそれがFDLに現れてきたのであればいい傾向ですよね。
さて、ここからが問題なんです。私からチームの課題になりそうな付箋を見つけてそれについて掘り下げていくと、改善点が見つかるんじゃないかと考えました。
結果は、まぁ、そううまくはいきません。自分自身もここからどう収束してこのレトロスペクティブをクローズに持っていったらいいのか、自分でもまだよく分かっていないんですもの。スクラムマスターとして、ファシリテーションのスキル不足を痛感します。個人的にはここをレベルアップしないといけないなと強く感じています。
ファシリにテンパりながらも、問いかけの中で、こんな意見を聞くことができました。
- バーンアップチャートが停滞すると気持ちが沈む
- DSでスプリントゴールを確認しているはずなのに、検査ができていなかったね
- DSを交代制でやってみるとか
- (期間的な問題で)バックログが全部消化しきれない
- 作りっぱなしになっちゃうのかな
- 最終的な着地点がどうなるんだろう
- 次回がスプリント3でその次のスプリント4までが最後だから、次回のスプリントの後半頭で少し時間を取って着地点を考えなきゃ
- 体調面にも気をつけないとね
- バーンアップチャートが停滞したことを受けて、PBIをスプリント期間中に受け入れ条件を調整してみるとか?
今回は、これらの意見から次のことをトライしてみようということになりました。
- PBIを調整してみる(受入条件とか)
→バーンアップチャート上進捗が停滞するようだったらPBIを分割したり、受入条件を調整したりすることも検討する - DSを交代制でやってみる
→DS中にスプリントゴールを読み上げているが、個人でより意識してもらうように、DSを交代制でやってみよう
ふりかえりのふりかえり
レトロスペクティブが終わってから、少し自分の中でもふりかえりをしてみました。
前回に比べたら「できた」と思える部分もあったものの、これがベストだったかと言われるとちょっともやっとしています。それはおそらく、レトロスペクティブとしてのゴールは設定したものの、「最大の価値を提供できる」「最も効果的な改善策」が特定できたのかと言われると、そこに自信が持ててないからなんだろうなと思いました。
チームからはたくさん意見を出してもらっているので、私のファシリテーションのスキル不足が大きな要因。スクラムイベントじゃなくても、これからも色々な場面でこういった考えて結論を出すことがありますよね。一刻も早くスキルアップせねばと痛感する1日となりました。
さいごに
いかがだったでしょうか。
ファシリテーションに関する書籍などは、いくつか読んだことはあるものの、インプットだけじゃ全然ダメですわ、ということなんですよね。実践を積み重ねていくことで、ただ司会進行するだけでなく、会議を導くファシリテーションができるようになりたいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。