学びフェスについて

この記事はInsurTech研究所 2024年6月 AdventCalendarの2日目の記事になります。

 昨日組織学習をテーマに話しましたが、6月は学習に関して1つ実験をしています。「学びフェス~あなたとプロダクトをつなぐ1か月間」という内容で毎日、全社向けにプロダクトやアジャイルに関する勉強会を実施しています。

学びフェスとは

 我々は全社向けにアジャイルやプロダクトの勉強会を毎週継続していますが、参加者は10人弱程度で低位安定しています。それでも継続的に参加してくれる方がいるのと、何より自分達の学習になるために継続してきました。(継続する中で運営側として負荷低く継続するノウハウは身につけられたと思っています)

 会社としてはよりプロダクト開発に重きを置いている中でこれからこのような学習の必要性は高まってくると想定していますし、我々にもそういった学習支援に関するミッションを感じています。

 そういった状況を踏まえ、負荷低く社内に宣伝するためにも一定『クレイジーで目を引くイベント』をやろうという事で、この「Daily勉強会」を企画しました。今までも社内勉強会については何回か告知してアピールしてきましたが、知名度は上がらかったので、6月毎日実施することでこういった任意の勉強会をやっているという事を認知させられないか?と考えています。

頻度について考えている事

 Dailyで勉強会と話しましたが、最近色々な内容について頻度の重要性を強く感じています。スクラムも昔WF真っただ中にいた時は「毎週本番をあげる」なんてクレイジーだと思いましたし、DevOpsの走りとしてFilckrが提唱した「10+ Deploys Per Day」についても最初聞いた時にクレイジーだと思いました。

 ただ、現在はそういったクレイジーに思える内容を繰り返せる仕組みやマインドについて理解することは、カイゼンに関する重要な事項と考えていて、ふりかえり等で運営を徐々に改善という事に加えて、どうやったら頻度をクレイジーに高めて、学習効果を上げられるか?ということをなるべく考えるようにしています。

 アジャイルでは「インクリメンタル(少しずつ)」に「イテレーティブ(繰り返し)に」という考え方が重要とされていますが、クレイジーと思える内容をどのようにインクリメンタルにイテレーティブにできるか?というテーマで考えることは、1つブレイクスルーのヒントがあると思っていますし、それは、超人ではなくても比較的簡単に出来る内容ではと考えています(超人でなくとも出来る仕組みを考えることが重要)。

6/3 初日の内容

 ちなみに、初日の実施に関しては、「学びフェスとは」「アジャイルとは」をテーマに簡単に座学の勉強会を実施しており、30人程度の方に来ていただくことが出来ました。ありがとうございました。

 IT企業としてプロダクトサービスの拡大の必要性が言われている中で、外の情報を積極的に取りに行ったり、自分達も発信する必要があると考えており、そういった情報のINPUT/OUTPUTの重要性やウォーターフォールが中心の開発であってもアジャイルのプラクティスやマインドが使えるといった話をしています。ちなみに、下記資料はリソース効率とフロー効率について説明している資料です。

勉強会資料_抜粋

普段新規の方からはあまり感想や意見を言っていただけることは少ないのですが、下記のような意見をもらうことが出来ました。

・正の字ゲームの例えがわかりやすかったです。早く完了させること=効率化だと思い込んでいました

・「毎週、価値ある成果を届けられているか?(➡日々振返り)、たゆまぬ改善のための努力を惜しまず続けているか?(➡常に成長)」これが一番大事だと思いました。

・アジャイル=思想/マインドセットということにどこか小恥ずかしさがあるなぁと感じます

参加いただきありがとうございました。引き続き6月一杯続けていこうと思います。

最後まで記事を読んだ頂きありがとうございました。