学びフェスで実施した初学者向けアジャイル勉強会の裏側

この記事は202406アドベントカレンダーの3日目の記事となっています。

 学びフェスでDay1,Day2とアジャイルの基礎的な勉強会を実施していました。普段アジャイルをやっていない方向きの勉強会のため、マインドセットや背景を中心に話したのと、会社の経営理念について、実はアジャイルの考え方と親和性が高いといった話をしています。

 これらの話は、実は過去聞いた話を中心に話しているため、下記にソースをまとめてみました。このように現在は動画やスライド等色々な情報が無料で手に入りますので、アジャイル初学者の方でも学習が進めやすくなっていると思います。

ミッションリスク分割とミッションリスク共有の話

⇒平鍋さんが著書の「アジャイル開発とスクラム」の内容を元にIPAのシンポジウムで説明している動画です。受託開発をやっている身として、このミッションリスクの話は、アジャイルの理解がとても進むと思っています。

経営理念とアジャイルマインドが整合していた話

https://2022.agilejapan.jp/sites/wp-content/uploads/2022/11/Tokyo-gas_AgileJapan2022_1115.pdf

AgileJapan2022で東京ガスさんが話してくれている内容です。この前にナビタイムジャパンさんも同じように経営理念とアジャイルマインドが整合している事が大事という話があり、新しい会社さんはいいなぁと思ったら大企業の東京ガスさんも同じ話をしてくれたのが、とても印象的でした。改めて、自社の理念と見比べてみたら、アジャイルマインドと合って驚きました。

アジャイルは早い開発手法ではない。試行錯誤出来る開発手法だ

書籍「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」からとっています。この本の「これまでの開発の一直線の絵と試行錯誤の→の絵」がとても分かりやすくて好きです。この本はKindleUnlimitedでよく無料になっているのでサービス使っている方はおすすめです。

アジャイル開発宣言/12の原則

⇒永和さんで公開している初学者向けのアジャイルの説明動画です。1つ3分程度の短い動画ですので、見ておくと良いと思います。また、開発宣言については同じく永和システムの木下さんが書いてくれた記事がとても良いので、おすすめです。本当はこういった事をしっかり話したいのですが、時間の都合も有り、今回の勉強会では、あまり説明しませんでした。ただ、学びフェスの中で、アジャイル開発宣言についてディスカッションするワークショップは別途設定しているので、楽しみです。

アジャイルとウォーターフォールは二律背反でなく度合の問題

アジャイルなのか、ウォーターフォールなのか、再び

⇒市谷さんのブログ記事からとっています。ウォーターフォール文化が主な会社にとってはとても入りやすい内容です。本当はアジャイル/ウォーターフォールの文脈だと牛尾さんの記事を伝えたいという事もあるのですが、メッセージのインパクトが強すぎて、伝えたいことが伝えきれなそうなので、説明しませんでした。こちらの牛尾さんの記事はアジャイルラジオで背景含めて丁寧に説明されているので、こちらのpodcastを聞くのもお勧めです。

毎日できる手応えと出来ない手応えを掴む

 Qiita2024の市谷さんの講演動画からとっています。下記はインスパイアされて作ったスライド(新人向けw)です。

ちなみに学びフェスDay3はこの動画を視聴して、下記のようなディスカッションをしました。

・顧客の顧客まで捉えようとすると、1次請けでもBtoBの仕事はとても遠く感じることがある。だからこそBtoBでそういうこと考えられるのは尊いと思う!

・「常に足りない経験」でどうにかしなきゃいけないという点に関しては、『最近はイテレーションを短くする方法でこの経験を埋めれないかよく考えている』といった意見や、『新しいことをやろうとすると、経験のある人を調達する・獲得してからスタートするというような垂直的な施策は打ちにくいと思う』といった反応があった

・自分自身のMVP適用という点に関して、「どうやって価値を検証するのか」という点がわかるようでわからん。。

・コミュニティから何か一緒に仕事をすることがあるかもしれないこれこそがチームなのかもなと思いました

・自分は何がしたいのかは考えるようになってきたが、わからなくなることがままある

まとめ

 という事で、学びフェスDAY2,DAY3の話でした。2年間アジャイルやプロダクトの事に向き合ってきて、何かアジャイルで質問や疑問があった時に、関連する記事や動画をすぐに、あげられるようになってきました。それだけ色々INPUTしたなーというのが印象です。去年は登壇で学んだことをOUTPUTすることも重視してきましたが、自分自身で言葉を付けるという状態にまではなってないなと感じています。

 今年はしっかり腹落ちさせて言語化を頑張る年にできると良いと思います。

読んでいただきありがとうございます。