Labのメンバーにおすすめ&誘われ、7/19, 20に開催されたスクフェス金沢に行ってきました!
忘れないうちに感想を書いていこうと思います!!
~1日目~
銀行のIT部門が全社にアジャイルを広めてみた話
感想・まなび
北國銀行 岩間さんのキーノートからスクフェス金沢が始まりました!
中身と全然関係ないですが、椅子に座って聴講する感じが大学の講義を思い出してこの時点で楽しかったです。
セッションの内容はタイトルの通りで、北國銀行および関連企業でアジャイル開発を推進した経緯などを紹介していただきました。
パートナー会社との受発注関係を超えようとする試みや、ビジネス層を巻き込んだ勉強会実施など、アツい施策に感動しました。
凄く失礼なんですが、なんとなくアジャイルやDXは都会企業のもののように感じていました。
今回のスクフェスで、北國さんや永和さんなどなど、地元北陸にもアジャイル・DXをガンガン進めている企業があることを知れて、とても元気が出ました!!
直近の勉強会でも感じたのですが、チームや組織を変えていくには、「周囲を巻き込んで同じ言語を学ぶ」ことが大切だと感じました。
北國銀行では、ビジネス層も巻き込み、勉強会やワークショップを開催しているらしいです。
そういった活動で少しずつ仲間・賛同者が増え、より学ぶ楽しさも加速していくのかなぁと思いました。
つぎやること
アジャイル開発が北國銀行さんの中で必要になった文脈がリアルで、なぜアジャイル開発で進めないといけないのか?が分かりやすく理解できるとてもいいセッションだと思いました。
ウォーターフォールの受発注開発の説明を入れつつ、新人にアジャイルを説明する目的で見るのも良いなと思いました。
Scrumのお弁当箱:私たちが詰めた込んだ独自のプラクティスとカイゼン
感想・まなび
永和システムマネジメント 橋本さんによる、スクラムで実践しているTips集の紹介風セッションでした。
フレームだけ決まっていてその中で何をするのかは自由というスクラムをお弁当と表現してるのが面白かったです。
スクフェス現地はこの枠の後、参加者間の雑談枠があり緊張していたのですが、その緊張が若干和らぐ優しい雰囲気のセッションでしたw
いくつかのTipsは自チームでも実施していたのですが、スプリントRvに呼ぶユーザーさんもニックネームで呼んでいる、はビックリしました。距離感がぐっと縮まる、とのことです。
自チームでもたまにデモの前にアイスブレイクを挟むのですが、ニックネームで呼ぶ案は考えたこともなかったです。
FBも出やすくなりそうだし、場も和みそうでとても良いなぁと思いました。
永和さんのブースで、このようなTips集をまとめた冊子を配っているとのことを聞いたので、この後速攻でゲットしました!!
橋本さんのチームではスプリントごとの出来事や感情を年表形式で記録していると紹介がありました。
Labでは四半期ごとに定期的な大振り返りがあるのですが、そのためにも、こういったものを残すのも良いなと思いました。
また、上記した冊子にあったのですが、顔出しやラジオ体操は楽しそう&チーム醸成のために重要だな~と思いました!!!
つぎやること
チーム or ScMに体力があれば、チームの足跡を残す取り組みをしてみたいです。
ただ、ポジティブなムードが必要そうに感じたので、これは空気読みつつかな・・・と思いました。
1日目ネットワーキング
感想・まなび
緊張しながら苦手なお寿司を適当に食べつつ何人かの参加者の方と会話しました。
ここで話した方とは、イベント通してちょろっと会話できるようになったりなど、良いきっかけづくりの場になったと思います。
また、RSGT2024で知り、一方的に気になる人としていたyykameiさんと話せて嬉しかったです。
一緒に参加したみっつんに会話のきっかけを作ってもらったので、とても感謝しています!
つぎやること
スクフェスなどのイベントは、学ぶ場だと思っていたのですが、
こういった枠もあり、XXXさんと初めて/久しぶりに会える場として使っている人も多いと知りました。
ネットワーキング枠で話したい!となるような人を知りたい・増やしたいと思いました!
~2日目~
わかりやすい正解を捨てて、コトに向き合う
感想・まなび
Leaner Technologies こくぼさんの「わかりやすい」ものに頼るのをやめてみよう!というセッションでした。
わかりやすい職能分割と責任の所在を求め、自分のやるべきことのスコープを狭めてしまうのはどうなのか?というセッション内容で、
「ScMにやってほしい・・・」が最近の口癖の自分に刺さるセッションでした。
わかりやすい職能分割(PO、ScM、開発者)の域から脱し、チーム全体を自分事にしていくべき!自体は理解できるので、頑張らないとなぁと思いました。
自分の場合は手一杯・スキル不足・しんどそうなどの理由から、「わかりやすさ」にすがっている印象です。
そういった部分を紐解きつつ、少しずつロールを越境できると良いのかなぁと思いました。
つぎやること
スプリント0がんばる!!
特にインセプションデッキあたりはしっかり頑張って、POと認識合わせすると良いかと思いました。
世界一「エモい」アジャイルマニフェストの授業
感想・まなび
永和システムマネジメント 木下さんのアジャイルマニフェストをじっくり読み解くセッションでした!
授業とありますが、しっかりした内容なのに資料や構成と木下さんの話が面白く、40分枠があっという間でした。
アジャイルマニフェストの真意(っぽいもの?)を、作成された背景や本文内のちょっとした記載から、読み解き勉強するのが楽しかったです。
アジャイルマニフェストは何度か目を通したことがありますが、対比するように書かれているアジャイルマニフェストの価値部分の着目点を少し変えてみるなど、飽きない作りで時間が溶けました。
アジャイルマニフェストは「銀の弾」理論に署名したものではない、など様々な発見・面白さがありました。
TDDの文脈でも、Kent Beckが「意味の希薄化」を嘆いていることをt-wadaさんのブログで知りました。
同じように、アジャイルもこういう記事が出る程度に「意味の希薄化」が起こっているように思います。
そんな中、セッションで紹介されたように、時代背景を知る(セッションではアメリカ合衆国憲法まで引用されましたw)、原文の意味を理解するなど、正確に、記載された当時の筆者の想いを推し測ることが大事なんだなと勉強になりました。
活用して育むコミュニティ〜5,000回コミュニティに参加して得られたもの〜
感想・まなび
aki.mさんのコミュニティとどう接するとよいか?セッションでした。
現在自分は土日などはローマイペースに勉強しているのみで、成長のスピード感とモチベーションを保つむずかしさに課題を感じています。
コミュニティにその解を求めようとしていることもあり、とても楽しみにしていたセッションでした!
コミュニティにはいろいろな形態があることや、継続しやすいコミュニティの特徴紹介などなど、コミュニティへのリスペクトを感じるセッションでした。
また、コミュニティへの参加に関して、
「コミュニティの多様性を認めながら私利私欲を満たす」
「あくまで自分のペースで参加を続ける」など、ウェルカムな感じでハードルが低いことを示唆するセッションに感じられ、
コミュニティへの参加へ一歩勇気づけられました!!!
コミュニティの話とはまた別に、「合意形成型オーガナイジング」の話が面白かったです。
最近関心のあるふりかえりと関連しているように感じました。
つぎやること
connpass見る!
やめるという決断がもたらした変化
感想・まなび
アジャイル札幌 の運営メンバーであるいづいづさんの「やめる」お話でした。
スクフェス札幌の開催のしんどさが、楽しさに勝ってしまって、一旦は開催を中止し、、、というお話から始まりました。
最終的には、セッション数や会場プレゼントなどを減らし、自分たちが重要だとしたテーマに集中するスリムなイベントとして再設計し、見事大盛況のまま復活したとのことでした。
転じて、仕事でもそうじゃないか、という話が面白かったです。
何かを辞めることは、ネガティブに取られがちだが、「他の何かを優先する」という面に着目するとどうか、という発表で、とても勉強になりました。
×このデザインあてる必要ある?
○このデザインより、XXXのリファクタしてみない?
自分はネガティブな部分を強調しがちな性分なので、このとらえ方で、チームにポジティブに声掛けできればなぁと思います。
また、インセプションデッキのわれなぜ、トレードオフスライダーも「やめる」ための指針として活用するとよいとありました。
作りたての時は意識できているのですが、時間が経つと存在を忘れ、ついあなたの感想で喋ってしまうので、大事にしないと、と再認識しました。
つぎやること
発言前にポジティブな言い方にできないか気を付ける。
気を付けるよう気を付ける。
迷ったらインセプションデッキに解を求めてみる。
ゾンビスクラム先生が語る過ちと教訓!俺みたいになるな!
感想・まなび
Cybozu むらたさんのゾンビスクラムから学んだ教訓紹介セッションです。
序盤はボケを入れつつ、後半はアツい内容で40分が溶けました。スポンサーブースにいらっしゃったのでお話したかったんですが、タイミングが合わずでした。。。
ゾンビスクラムを救済すべくScMとしてjoinしたが、自身がラスボスゾンビとなり、更にチームをかき乱してしまった、、、という導入でした。
ラスボスゾンビの特徴のうち、以下の2点は心当たりがあったので、自分もそうかも、、、と反省しました。
✓スクラムを広めたいという強い欲求がある
✓チームメンバーはプロ意識を持っている必要があると考えている
セッションで紹介された教訓の中でも特に2つが心に残りました。
・上手くいくやり方を一緒に探索する
過去の成功体験から、過去チームの手法を雑に新チームに導入しても効果は薄い、という話でした。
これはとても経験があるので、新チームでは新チームでのやり方をみんなで考えたいと思いました。
・小さくて漸進的な変化から始める
大きな変化は避けられがちだ、という意味で、特にうまくいっていない状況だとなおさらだと思いました。
ラスボスゾンビのチェック項目にもあったように、何もかもうまくいくだろうと独善的にふるまうのは我慢したいです。
つぎやること
チームなりのやり方に向き合う、はしっかり実施したいです。
また、読まないに越したことはないですが、ゾンビスクラムガイドが気になります!
実践から学ぶスクラム 〜新チームが直面した課題〜
感想・まなび
SmartHR かわむらさんによる新チームでスクラムを実践した体験談の紹介でした。
初登壇とのことでしたが、まったく緊張が感じられず、丁寧でわかりやすいセッションでした!!
セッションでは、スクラム初期に起こりがちな問題を、パワフルに解決していく事例を紹介してもらいました。
特に、自分たちのミッションについて、共感したこと、しなかったこと、わかったこと、わからなかったことをチーム内で共有し、認識を合わせていったというエピソードが勉強になりました。
勉強会でも、こういったMTでも、普段はわからなかったことを中心に共有するのですが、チームで認識合わせする場合は、分かったことなどのポジティブなものも共有すべきだなと思うようになりました。
つぎやること
わからなかった・共感しなかったなどの意見に加え、わかったこと、共感したこともチーム内で共有し、認識合わせを加速させる!
タスクは分割するのではなく、ステップを積み重ねていく
感想・まなび
タイミー 亀井さんのタスク分割に関するセッションでした。
分割した後も岩になってますか?という部分が面白かった(funny)です。
分割というと縦に割られるイメージにどうしてもなってしまうのは、分かるかもと思いました。
ただ、タスク分割は例の一つで、セッションの最後にKPTとYWTの例であったように、ラベリング大事だよねというまなびを得ました。
やめるという決断がもたらした変化、でも感じましたが、自分はネガティブな言い方を好んでしまうので、ラベリングもある程度気を付けないといけないなと思いました。
つぎやること
ラベリング気を遣う
待ち時間はトークショーっぽいので、トイレをすぐ済ませる
自律したアジャイルチームを育む:権限委譲の最適なバランスを探る
感想・まなび
Scrum Inc. 山本さんによる権限移譲のお話でした。
自チームは、POが忙しく権限移譲が必要なのですが、なかなか時間がとれず、雰囲気で権限移譲しあっている状況です。
まさにぴったり、、、と感じたので、勉強のため聴講しました!
デリゲーションポーカーの存在は知っていたのですが、しっかり可視化して認識合わせすることが大事、ということを再確認しました。
お互いの期待感を可視化し、責任のグラデーションを調整することが大事!と学びました。
また、権限移譲結果に則ってタスクをこなした後は、しっかりお互いに感謝しあおう、というのが参考になりました。
わかりやすい職能分割と責任の所在を求め、自分のやるべきことのスコープを狭めてしまう気持ちが、権限移譲への忌避感を生んでしまいますが、しっかりとお互いを尊敬・感謝しあっていけば、自然とロールが越境される未来が来るのかも、、、と思いました。
つぎやること
デリゲーションポーカー&感謝!
スクラムの5つの価値基準は本当によく選抜されているなぁと感じました。
OSTを開催した時の違和感に向かうために、OSTとは?を見直してみる
感想・まなび
98lerrさんのOSTって本来はどんなものなんだっけ?を見直すセッションでした。
OST枠の裏で開催され、いきなりOST行くのも怖いな、、、と思い聴講したのですが、とても面白かったです。
内容は、OSTが考案された歴史と、OSTの成功のコツ・失敗のコツの紹介などでした。
木下さん枠でも感じましたが、広まったhowに対して、歴史を深掘りしてwhyを見つけに行くというアプローチが良いなぁと思いました。
また、OSTのキモは自己組織化で、みんなで良い場にしようという意識が大事と学びました。
結構ハードル高いな・・・と思いつつ、しっかりOST本来の形が勉強できて良かったです。
この後のOSTが楽しみになった、良いセッションでした!!!(3Fもこのセッション後、OSTでよかったのではとおもったり)
OST ~定時後勉強会の参加率を上げるには~
感想・まなび
ドキドキしながら提案したテーマですが、5人ほど集まり、楽しく会話できました。
実際に出た意見
・集まる習慣を作るところから始める(まずは同じ時間に集まって雑談する枠から始めてみる)
・小さいコミュニティから始める(自チームだけでやる、3年目以内の新人でやる、など)
・出席のハードルは下げる(勤務時間内に開催する、一回15分にする、動画見るだけ、など)
参加者の方のチームの状況や悩み、施策などが聞けて楽しかったです。
また、お悩み相談的なテーマに皆さん参加してくれて、コミュニティの暖かさすげー!と思いました。
OST ~力を抜くには~
感想・まなび
人文学から学ぶ 人として、リーダーとして、スクラムマスターとしてのより良い在り方 セッションのかとうさんのテーマです。
つい肩に力が入ってしまい、頑張り過ぎてしまうにはどうすればよいか?を会話しました。
視野を広げる、待つという選択肢をとってみる、人に頼る、体操する、不安なことは考えないようにする、まったく不安など感じず肩に力が入る経験がない、などなど、色々な人の話が聞けて面白かったです。
まさにOSTといった感じの、多様な価値観や経験が飛び交う場でした!
雑ふりかえり
+プラス
- イベント参加楽しかった
- 北陸新幹線初めて乗った
- 電車の乗り換え成功した
- たけ室長の名声が知れ渡っていた
- コミュニティ参加への意欲が増した
- セッション見るの楽しい
- セッション感想喋るの楽しい
- 勉強がんばろうという気持ちになった
- どこも同じような悩みが多く、わかりますーと楽しく会話できた
- みっつんが会話のきっかけを作ってくれた
- スクフェスのなんとなくの雰囲気、楽しみ方を知れた
- お弁当美味しかった
- この記事書くにあたって再度学んだことが整理できた!
Δデルタ
- アンテナ低すぎて現地で会いたい人が全然いない・・・
- PCのモバイルバッテリー準備不足でZoomをキャプチャできなかった
- discordでなんか書こうという思いが強くメモ取り切れなかった
- 話しかける勇気出てきたの2日目の後半だった
- 喋った人の名前を全然覚えられなかった
- 夜はどこで何食べるか考えておけば良かった
- 不慣れすぎてみっつんにホテルをとってもらった
- 自分のコミュ力だと懇親会に飛び込むのは無理。知り合い作らないと・・・!
Next
- ちゃんとメモとって感想書ける体制を作りたい
- 学ぶ場としても、誰かとギャザる場としても、こういったイベントを利用したい
- ホテルの予約をがんばる
以上です!
初現地&初寝泊りなどいろいろありましたが、みなさん優しくしてくれてとても楽しかったです!
次現地行くときは、今回以上の大人数で行ければなーと思います。