プロダクトオーナーって何ですのん?
ただ、まだプロダクトのアイデアもないので、昨今の社会問題”少子高齢化”、”人生100年問題”に必ず出てくる、”介護”をテーマに仮説検証することにしたんだ
なるほど、介護ですか。案外、良く知らないから、何かアイデア出てきそうですね
そうなんだよね。ただどうやって進めたら良いのか良く分からずだったんだけど、仮説キャンバスを使った仮説検証って教えてもらったんだ
仮説キャンバスってなんですのん?
なるほど。このキャンバス内の整合性も大事なんじゃ?
良いところに気付いたね。それもちょっとだけ教えてあげる
・まず、状況、その状況になる課題とは、その課題への代替手段は何か
・状況から顕在課題に、傾向から潜在課題に繋がる
・で、その課題に対する提案価値、手段(ソリューション)を明確に
・提案価値と手段を実現する優位性があるかということ
そもそも大事なこと忘れていた
・ビジョン=顧客が中長期的にどうなってほしいか?
・目的=提供者がどうなりたいか?
なるほど、で、出来たんですか?
うーん、とりあえず完成!
作成した仮説キャンバス
おっすごい、何かそれっぽいですね、新規ソリューション、いけますか
そうなんだよ、それっぽいんだが、内容としては今一歩かなぁ
どう今一歩なんですか?
仮説検証のコーチも含めレビューしたんだけど、言われるまでもなく、気付いていたんだが、結局のところアイデアが平凡なんだよね
介護関係の業界、ソリューション等リサーチ不足もあるんだが、実現手段の価値がね、やっぱりいまいちなんだ
結局、手段がどこにでもありそうってこと
せっかくだから、コーチからの指摘、教わったことも教えてあげる
・状況欄は、検証できる人を特定できる(アーリーアダプター)詳細化および定量化が必要
・実現手段等において、1.価値があるか、2.マネタイズ(儲かるか)の順番で考えるべき
・新規性のためには、代替手段とその不満が重要
なるほどですね
で、プロダクトオーナーの道程はどうなんですか?
できたことはね、仮説検証のフレーム使えるようになったこと(実践)
一番分かったことはね、価値のある顧客体験を提供できるかが非常に重要であり、それをどうやって導き出すか
あとね、おまけ
”アイデアは会議室で生まれるんじゃない!”
アイデェーションには、顧客体験を知る、洞察や共感を高めるための感動、業界やサービスをより知るための観察とか、そういうことも必要なんじゃないかと思うんだ
旅に出るとか、映画・美術館鑑賞とか、そういう非日常的な感動だったり、リサーチもパソコンでググるだけでなく、テーマに関する物事の観察だったり、いろんな人にあって話を聞くとか、感性を高めることも非常に大事だと思うんだよね
あと、リアルな顧客体験を実際に体験することかな
なるほど、PO、頑張れ!
頑張るわ、道程は険しいが
体験記、これでおしまい…
キクオくん、この度、新規ソリューションの検討に関わり、そのネタ探し、任命されちゃった。初めてなんで良くわからないんだけど、プロダクトオーナー(PO)ってやつにチャレンジしているんだ。