ワーキングアグリーメント

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目的

集団がストレスを抱えず、衝突することなく仕事を進めるには「価値観の共有」が必要であり、「価値観の共有」をするためには、一定のルールを設け、チーム全員が守り続けることが必要です。(決してルールでチームを縛るためのものではない)

チームが守ると決めたルールがワーキングアグリーメントです。

チームメンバー全員でルールを作り、「自分たちで作って、自分たちで守る」ことで自律したチームになる第一歩となります。

運用

プロジェクト開始時にチームでワーキングアグリーメントを決定するための議論をします。作成方法は「我々はなぜここにいるのか」と同様です。

決定したワーキングアグリーメントは、壁に張り出すなどにより、チームの見える場所に配置します。(目安は数件程度)

ワーキングアグリーメントは定期的に見直します。(追加/変更を行いやすいように、1つの付箋や紙に1ルールを記述し、台紙に貼ったり、2スプリントごとに見直しを行うなどルールを決めておきます)

サンプル

ワーキングアグリーメント 例
・朝会(デイリースクラム)は9:05~9:20
・検討事項・相談事項は朝会朝会の後に個別で実施する
・30分考えて分からなければ、ほかの人に相談する(30分ルール)
・会話中の不明点はすぐに聞いてその場で解決する
・TipsはWikiで共有
・会議は1H以内(ただしスプリント計画は時間をかけてやる)
・リアクションを必ず行う
・チャットは常に見る
・声を荒げず冷静に話す
・「In Progress」にタスクを残したまま帰らない。終わらなかった場合は「New」へ戻す
・タスクに必ず予定時間を設定する
・タスククロース時は必ず「作業時間」に実績値を入力する
・当日中にマージする。時間外に実装してレビュアー不在の場合は、翌日の朝イチにコードレビューとマージを依頼する
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