RSGT2024 DAY2にチームで参加してきました

表記イベントにチームで参加してきたので感想を記載します。なお、DAY1の記事はコチラになります。

下記は出席したメンバーの感想です。

講演の感想

<スポンサートーク>

・KAGさんのスポンサートークの歌完成度すごいw。象、死んだ魚、嘔吐w
・これがアイスブレイクか!!と感動しました

価値の方程式を解く(マイケル・フェザーズ)

・昨日のようさんやryuzeeさんのと関係する話で面白い。開発者はoutcomeではなくoutputに焦点を当てがちになってしまう
・計測することを目標にするとそれは良い目標ではない
・ダンバー数の話をきいてRebuildFMのキャッシュの話(自身に関係のある人のメモリがあって、オーバーフローすると意外なところで、知人に会うという話)を思い出した。
・「時間の質を上げる」いい言葉だ!
・価値の提供の形が変わるのはAIの導入などでいなめない。変化が早くて教科書どおりにいかない気がする。現状理解と適応が必要だと思った。
・ビジョンに到達するまでの中で、副次的だったり新たな価値が出てくる話、なるほどと思いながら無茶苦茶難しいと思いました

「プロダクトマネージャーがプロダクトマネジメントを失敗させる!?」カオスなプロダクト開発を効率化したら硬くて息苦しい官僚組織になっちゃった! 大企業病の罠を乗り越え若々しいチームを実現するぞ

・成功事例は救世主。ディスカバリーするコストを支払わず、社内への説明コストも低く、不確実性も低く成功確率も高そう→質的解決能力が下がる
・ドキッとする内容だった
・「事例ディスカバリー」の説明には痛いところを突かれた。全般的に「年老いた組織」で経験したあれこれを上手く言語化してくれていて、同意しかなかった。
・「有能さ」に罠があるなんて思いもよらなかった。短期的には個人評価につながるけど、長期的には今できる領域に留まってしまうようになるとは

A Theory of Scrum Team Effectiveness 〜『ゾンビスクラムサバイバルガイド』の裏側にある科学〜

・スペシャリストが重要の考え方は自立性を阻害する。→1人のスターより、問題解決できる普通の人のチームが作れるといい気がする。

Software Teaming (Mob Programming) and the Power of Flow.

・モブに関して「学びのある働き方」を考えるのが重要。やりながら、どんどん良い質問を探していく。反対意見じゃない質問を探すのが大事。

・変化を起こすのは難しいが、リスクを取って取り組んでいけば、変化を起こせると10年の経験で感じた。仲間探しと信用を築いていく事が重要!

1897年(明治30年)設立、老舗製薬企業のスクラムマスター増産計画

・創薬は10年以上の歳月をかけるプロセス。基幹システムよりも長い。そこでアジャイルってすごい
スクラムマスター育成講座、人事部の協力を経て社内で実施という点は参考になった


約30年の時を超えたデザインパターンの価値 -現代のスクラムチームの開発者がGoFのデザインパターンを学び直し得たもの-

・本当に良いもの(技術)は形を変えても変わらないと思う
・開発を早く回すためには、設計原則重要!!
・重要な事はパターンの中心を見定めるほうで、パターンの境界をはっきりさせることではない
・パターンを否定できるほど自由になって初めて生き生きと建築できる
・写経重要w
・GoF本(1995年版、1999年版)、新しい見方を意識して、久しぶりに読みたくなりました。
・設計原則よりも、デザインパターン境界の識別や実装方法に注力していたことに気づかされた

激録・開発密着10ヶ月!!〜消えたスプリントゴールの行方〜

・スプリントゴールの検査方法、指標、レビュアーを計画段階で認識揃える
・アジャイル内製化チームって自分達と体制似ていると感じた

誰のためのスクラム? – 開発チームに閉じず、全ステークホルダーを巻き込んだスクラム開発 –

・価値の定義(ITIL):価値とは認識される便益、便利さ及び何らかの重要性
・お便りコーナーいい

「困っていることはありません」は物事の見方を変えるチャンス

・独り言が面白い!!
・観察しながら、質問はスコープを絞る


スクラムとデッドライン、壊れゆくチームをつなぎとめるもの

・荒ぶる四天王の「時間だけ」を見てはいけない
・別PJTの問題で、チームでヘルプするという選択を取るのはすごい。実際にその場でその判断が取れるのは無茶苦茶良いチームだと感じた。

できるだけ大きなアウトカムが得られるように、シフトレフトとシフトライトの両面から製品開発に取り組んだお話

・outputでなくoutcomeに向き合うは今回のRSGTの共通テーマと感じた。
・テストはフェーズではなくアクティビティ
・継続的テストモデルのループが大事!
・「テストはフェーズではなくアクティビティ」(=どのフェーズでもテストする)にはハッとさせられた。ウォーターフォール時代のテストフェーズがどこかにあったので。

Introducing Agility through Improvisation Games

・物を指差して「違う物の」名前を言う、シンクロクラップ、Count 21
・他の人がどう貢献しているのか感じ取ることができるはず(本当か?)

More Great ScrumMaster 〜システムコーチングの智慧がもたらす更なるScrumMasterWayへの歩み〜

・ScMは「声にならぬ声も聴こう」と言っていたことは森さんの講演で言っていた、「言葉にならないところにこそ独自性がある」という所とも似たところがあり、見落としがちなところだなーと気づかせてくれました。

プロダクトをあきらめるとき

・スタートアップ失敗を見ると95%のプロダクトが失敗
・ニーズがないことを証明するのは難しい
・サービスイン前に辞めるは易しいがサービスイン後に辞めるは難しい
・撤退する用のPBIがいる(撤退費用も稟議も対象にする)
・撤退のプレスリリースを書くとやることが明確になる
・重たい話題なのに終始会場で笑いが起きていて面白かった。トークスキルすごい!
・プロダクトが死ぬのに備えてお片付け費用を最初から見積もっておくというのは、目から鱗。死なないようにするには?しか考えてこなかった

スクラムマスターを職能にする挑戦 – 健全なチームを増やし組織をチームワークであふれさせる道のり

・なんでスクラムマスターになりたいという人が少ないのか? → チーム環境の整備 → スクラムマスターに挑戦する土壌ができてきた
スクラムマスターは学び続けて、チームに存在感を与えないといけない→SMの成長がチームの成長を牽引する
・採用する前に、成長できる環境の整備が必要
・「スクラムマスターには学ぶ責任がある。」は刺さるわー

アウトカムに集中できるHigh Productivityなチームを目指して ~チームデザインとコラボレーションの取り組み事例~

・LeSS導入して、ミッション毎のチームで対応するも、内部品質の低下や運用負荷が高まる問題が発生
・Featureチームでないチームとして「DevExチーム」と「SREチーム」を立ち上げる

A True Story of Agile Coaching in Ukrainian Armed Forces

・軍でのアジャイル。見える化がとても大事
・コマンド重視の中でWhyを探すのは大変だが、軍にずっといる気がないということも有りそういった働き方が出来た
・軍の経験でリーダーシップに幅が出た。(それまではサーバントリーダーシップに拘りすぎていた)
・ウクライナのショッキングな話だが、第3者的な眼で見ながら、少しずつ変化を起こしていく事例(ただスピードが尋常じゃない)、アジャイルリーダーシップの重要性をリアルに感じた。

変化に強いチーム作りとチームを支える組織文化を作り出す仕掛けを大公開

・「意識しましょう」だけでは変わらない!ためマインド注入+仕掛けが必要
・組織運営もスクラムにしたり、毎週LT大会をやったり、スクラムマスターズ会や1on1、ファシリを回すやオンラインの顔出し等。最初から役割を決めると、それしかやらなくなってしまう。全部やる。

その他の感想

・久しぶりにイベント参加したけど、刺激になりますね。burikaigi(1/20)も楽しみ!
・価値の定義は難しい!
・RSGTの公演では毎回、うち(自分)はまだまだだ・・・と打ちのめされていたが、テーマによってはうちもやれてると思える部分もあり、面白い。色々なコンテキストがあるなと改めて感じた
・講演前後カメラ生きてるんでたまに現地出席メンバーが映って面白い。
・無事すき焼きを勝ち取りました
・ビンゴ5ライン揃えて、本もらった。
・RSGT飲み会難民脱出!生き延びた。