狩野モデルを参考にwebサイトの品質を考えた話

狩野モデルとは?

顧客満足度に影響を与える製品やサービスの品質要素を「当たり前品質」「一元的品質」「魅力的品質」「無関心品質」「逆品質」の5つに分類し、それぞれの特徴を記述したモデルです。東京理科大学の名誉教授である狩野紀昭氏によって提唱されました。

類と種と種差について

2つの一般概念をその外延について比べて,一方が他方に包摂されるとき,前者 (より個別的) を後者 (より一般的) の種,後者を前者の類と呼ぶ。ある種と同一種に属する他の種の間の相違を種差という。たとえば動物を類,人間を種とすれば,人間と他の動物との種差は理性または言葉をもつことであり,ある種は類概念と種差で定義される (「人間は言語をもつ動物である」) 。博物学的分類では類と種は固定したクラスをなすが,アリストテレスに始るこの論理学上の概念では相対的であり,人間を類とみれば各民族が種と考えられることになる。

類と種と種差https://kotobank.jp/word/%E9%A1%9E%E3%81%A8%E7%A8%AE%E3%81%A8%E7%A8%AE%E5%B7%AE-150630#goog_rewarded

どのように品質を考えたか?

種差を見つけ、それを狩野モデルの品質の要素として、充足不充足の表に当てはめることで品質を考えました。

やったこと
  1. 複数の類似サイトの機能を比較し、グルーピング
  2. ペルソナを立て、ペルソナが好むであろうグループを仮説
  3. ペルソナが好むグループとそうでないグループで種差を見つける
  4. 種差を品質の要素として捉え、充足不充足の表に当てはめ、品質を評価
進め方の図

作業を実施した感想・気づき

  • 今回作業実施した際はサイトから読み取れる事業者の狙いを考え、それを元にグルーピングを実施したが明確に別れるわけではなく、難しかった。
  • グルーピングをして、ペルソナの好む種類を仮説すると想定していた種類とは別の種類を好むのではと仮説が出たり、品質をマッピングしてみると思っていた品質でないことがわかり、面白かった。
  • まとめで言語化した際に自分の目線とペルソナの目線、事業者の狙いがごっちゃになってしまい混乱した。