所長のタケヒトです。表記の通り2023.4キックオフのMTを行いました。キックオフMTの内容・感想について説明します。
キックオフの検討について
キックオフにあたっては下記3点の目的がありました。
1.昨年と違い、ラボとしてMVV(ミッション/ビジョン/バリュー)を定めたので、内容を共有したい
2.新しい方も参入するので、ラボの働き方(チャットやホワイトボードツール等で色々書き今日しながら進める)を体感させたい
3.とはいっても既存のラボメンバーも社外コミュニティと比べると、MT中の非同期発言(チャットやMIROを用いた)は少ないので、盛り上げてみたい
上記目標を達成できるように、キックオフMTだがメンバーがなるべく前のめりで参加できるイベントであることという事でキックオフ資料を使った「クイズ大会」を企画・実施しました。
クイズについてはスクフェス等でのきょんさんの内容を参考にさせてもらっています。
キックオフMTの内容(クイズについて)
下記が実際の資料のイメージとクイズのイメージです。
こんな感じで資料を説明した後、関連するクイズを出してチャットで皆に回答してもらって一番最初に当たった人にポイントという感じで進めていました。ラボのMVVを理解/共感してもらえたかは微妙ですが、とりあえず楽しくはできたと思いますし、今までで一番チャットは盛り上がりました。
MTが始まったタイミングでまずチャットに書き込みしてもらったり、MIROに書いてもらう等、最初にそういった時間をちゃんととったことも良かったと思っています。(この辺もコミュニティでの経験が活かせました)
社外コミュニティに出ると、「スライドも見ながら」「発表の内容も聞きながら」「メンバーから投稿されているチャットを見ながら」「ホワイトボードの動きも確認しながら」チャットで盛り上がるといった聖徳太子的な能力を持っている方がいて驚きます。ただ、これらの能力は場数をこなすと自然に身についていく能力だと思っています。
そういった経験が全くないメンバーでコミュニティと同じように盛り上がるのはなかなか難しくちょっとずつ練習が必要と思っています。(そもそもチャット文化になじまない人も多い)
今回のクイズ大会はチャットの瞬間の量だけであれば、ラボとしては、かつてない盛り上がりを見せたと思いました。また、昨日のSlackについてもいつもより雑多な投稿も多く、キックオフMTが少しは役に立った?のかと思っています。
キックオフMTの内容(MVVの重要性について)
上記の通り、ラボでのMVVを説明しましたが、『MVVについて全員が同じ方向を向いている必要はない』ともキックオフでお話ししました。MVVについては好きにはなってほしいものの、新参組織がパッと作ったMVVなので、MVVも変わり続けますし個人の想いが重要というお話をしています。
この事は昨年組織を作った時から言っている内容です。
我々は会社のなかの新しい組織なので、基本的に自分から「ラボ業務をやりたい!」と入ってくる人はいません。そのため、ラボにいる中で自身のやりたい事や想いを見つけてほしいという事を言っています。この事は四半期に1度全員が自分自身のゴールデンサークルと四半期のふりかえり、次の四半期でやりたい事を報告する運営で何とか成し遂げられないか模索しています。(GCLT(Golden Cercle Lightning Talk))
私自身過去の4半期毎のゴールデンサークルを見てふりかえってみましたが、自身が興味あるポイントが少しずつ違っていて面白いと思います。そんな形で個人もチーム少しずつ変わりながら、MVVもバージョンアップできればと思っています。
(MVVは北極星になぞられ、基本は変わることがないというのが一般的かもしれませんが、北極星でさえ5000年前は「こぐま座」ではなく「りゅう座」という事で少しずつ変わっているので、変化が激しい世の中で会社の中の1組織のMVVでいうのであれば多少変わっても良いのではないでしょうか?)
フリーな自由枠の設定
昨年度、水曜18-19をラボの勉強会枠として勉強会をやりましたが、時間後という事もあり、イマイチ盛り上がりに欠けました。それもあって今年は日中に3枠フリーな時間(なるべくスクラムイベントは入れずにスクラム外の事をやる時間)を設定しています。
個人学習でもよいですし、スクラム以外の組織内のコミュニティが活動する枠等でもよいと思っています。(Google20%ルールを参考にしています)
その枠で勉強会も実施しようと思っていますが、1年後何個かの組織内コミュニティが活動しているのを夢に色々試行錯誤していきたいと思っています。
おまけ_キックオフ後の勉強会
また、毎週月曜の12-13でラボ以外のメンバーも含めて任意参加のアジャイル勉強会をしているのですが、4/3のキックオフタイミングでは、キックオフで伝えられなかったチームビルドのテーマとして、2023スクフェス福岡の森さんの講演動画を見ました。
昨年ラボ運営をやっている中で、特に複数のプロジェクトを兼任しているメンバーが逼迫した問題がありました。そういった状況をメンバー間で助け合いたいと思っているのですが、チームで助け合いの知識(ソーシャルサポート)を学ぶためにもちょうどよい内容だと思いました。
この講演で紹介されているソーシャルサポートの「スキルシート」、「イベントシート」、「チートシート」についてはふりかえりやワーキングアグリーメントで使うと面白いなぁと感じています。ただ、リーダーから「これやって」と指示してもうまくいかなそうなので、徐々にこういうこと大事だなという意識が醸成できればよいなと思っています。
感想
という事で2023年が始まりました。キックオフMT自体も上に書いている通り色々なコミュニティで経験した内容が活きて何とか実施できました。今年1年は去年よりも多く発信することで、そういったコミュニティへの恩返しもできればと思っています。
引き続き、ラボのMTについても色々試行錯誤しながら試していきたいと思っています。今年1年よろしくお願いします。最後まで読んでいただきありがとうございました。