組織全体で”発信”について考えるワークショップ

2025.1Qは組織として発信について考えていました。

以前、取り組んでいる内容について下記記事で紹介していましたが、本日は3カ月に1回の対面イベントだったので、その様子を報告します。(事前の準備内容は下記記事を見て下さい)

今までやってきた事と本日のイベントの概要

 上記記事にも書いていますが、1Qの週次の定例MTで「個人として調べたい時にどのように調べているか」や「組織(個人)として出来るようになったこと」をチームで共有し、それらの情報も踏まえながら個人としてブログを試しに書いてみるということを実施しています。

 AIを用いて決められた時間内に書くというライトな形で対応しています。ブログ投稿は必須ではありませんでした。それでも、多くの方が投稿してくれました。

 本日は、それらの記事も用いながら、下記流れでイベントを行いました。

  • ①.少人数のチームに分かれ記事に対しての推しポイントを共有する
  • ②.発信の意義についてのLTを聞く
  • ③.①のチームで、個人と組織について、発信がどのようにメリットがあるかディスカッションする
  • ④.「今の自分にとって、発信とは◯◯である。チームにとって、発信とは◯◯である。」というテーマで○○を埋めて、全員の前で発表する
  • ⑤.Fun/Done/Learn/Moyattoでふりかえり

記事の共有

メンバーが書いた下記記事について共有しました。最終記事にするかは任意としていましたが、15人の方が記事として発信してくれました。

⇒社内コミュニティのオープニングで流す動画や勉強会の動画を作っている事例について具体ノウハウを紹介してくれました。「時代と逆行しているところが、キャッチーとしてイイ」という意見がありました。

⇒ハンガーフライトって名前が何なのかわからない人多いので、最初に紹介する内容として良いと思いました。ただ、実際どんな感じなのか、見えていなかったので気になりました。

⇒AIがテーマだと思って読んでいると仮説検証がテーマで面白かった。実体験が熱い!

勉強ゼロ人間だった私が、たった2週間で勉強習慣を身につけてAWS資格に合格できた話 – Qiita

はじめに:勉強は「やる気」より「習慣」だった 「勉強しなきゃ」と思いながら、気づけばスマホを眺めて1日が終わっている──。 そんな日々を繰り返していた私が、2週間で 勉強習慣を身につけ、AWS資格に合格する という自分でも信じられない経験をしました。 今回お伝えしたいのは…

⇒勉強ゼロなのに、勉強法って何?とキャッチーな題名がよい。起きたらコーヒー⇒勉強はすごい!!と思った。

⇒記事には書かれていないけど、コンセプトが「検索トップに出るにはどうしたらよいか」という所から始めているのは、独特で面白い。(全4記事になる想定ということで楽しみにしています)

⇒こういった実際の勉強会の内容や具体的なやり方が書かれるのはいいですね

⇒世の困ってる結城くんに読んでほしいという気持ちが伝わりました

成長が実感できないあなたへ:小さな目標とふりかえりで「前に進む」感覚を取り戻す

⇒不安がない若手エンジニアなんていないからめっちゃ読みたくなる

⇒あえて「プロンプトエンジニアリング」を使わない誓約と制約

⇒これから頑張る後輩に向けた愛を感じる。気がついたらできるようになっていたという感じが素敵ですね

⇒ふりかえりやイベントの経験値がどんどん積み重なっていく感じが伝わってくる!具体的なタイムラインなど、細かいことが書いてあって参考になる

⇒話かけてみたい!確かに、感想だけでも良いのか・・・と思えた!

⇒記事の内容が具体的で面白かった!何年後かにもっと読みたくなるんだろうなと感じた。

スクラムマスター不在でもスクラムは回るのか?──成熟したチームで見えた「不安」の正体

⇒「集中力の守り人」というワードがよかった。5つの価値を守ってもらっているのか。実体験からの一言でとても良かった

⇒北陸熱い。福井の人が記事を読んでXでコメントしてくれているのが嬉しかった。

発信についてのLT

発信が組織にとってなぜ重要か、自分なりの考えをLT形式で発表しました。

AI時代の発信活動

社内のチームMTのLTで作った発信活動に関する資料になります

発信の後、下記のようなコメントをもらいました。

・チーム内で記事書いてみているので、発信については重要性が結構実感できているなー

・花や実が求められるなか、、、根 = 本質に関する指標をどう形成するかが、業務上重要になりそうですね

・審美眼とキュレーションは共通してありそうですね

・ビジネスとして会社は成果としてのプロダクトである「花」を求める中で、「根」の大切なところを言語化することが重要

・Outputの「複利」はめっちゃ同感。色々容易になってきているから、Outputしてから考える時代で、それが早ければ早いほど成果の複利が高い

・オリジナリティのあるインプットってなんだろう

・根を張る、新参、登壇などのキーワードから、成長における「安全性」のコンセプトからの切り口もありそうだなと思いました

発信についてのメリットのディスカッション

事前にいくつか設定した問いのうち、チームで選んでもらい、ディスカッションしました。

事前設定した問い

メリットとして下記のような点があがりました。

・良い取り組みだと思っているから知ってほしい!自分が欲しかった記事の需要を供給しようと思った

・新しいことにやってみようよ!となってほしい

・自分の整理になる。(公開メモ帳として使う→誰が見ようと見なかろうと構わない)
⇒知識の再編纂

・アジャイルの価値観の透明性と親近感を持っている。発信が増えると透明性が高いと言えそう

・文脈があると単語の認識が合わせやすい

・プロダクトの宣伝になる

・活動のアウトプットを自己紹介的に使える

・承認欲求はあり、それを満たすという事も大事。続けてたらどんどん名前が売れる(願望)

・スキルアップにつながる(記事作成なら文章力が上がる!伝える力がつく)

・探究者、成長していたい。その時考えたことを残すことで、成長の気づきになりそう。失敗談であったり、感想やFBを貰って理解を深められる)

・発信したいけどできない人のハードルを下げてあげられる!

・推し合う、研鑽しあう

・ノリが良くなったり癒しになりそう

・各人のコミュニケーション能力の向上にもつながる

・自分たちの立ち位置や価値に気づける

また上がる中でモヤモヤする点も上がってきました。

・記事を書いたのに間違っていたり、理解できていないとなるのが怖い。自分の理解を進める必要がある

・自分の言葉に言語化したり、理解を文章にするのがハードル

・組織として発信自体が目的になるのはちょっとちがうよね

・キラキラした広報がSNSで会社を引っ掻きまわす感じも否めない。(意識高そうで怖い)

・どこかで誰かが見るだろうということが気になる

自分ではいられない。演じてしまう

・背景・状況を説明しないとわかんない。プロセスが複雑

・いけてる風に書きたくなってしまう。。

自分、組織にとって発信とは「○○」

自分にとって、組織にとってで発信とは?で出てきたキーワードです。

自分にとって組織にとって
脳のデフラグ、思考のミエル化知のリレー、未来へのメモ
先遣隊推し合う事
腰が重いが、身軽になるためのもの組織の過去からの成長を示して、周囲に影響を与えるきっかけ
実験・リサーチ地図製作
カッコつけた自分語り他者の顕在化
考えの整理内外のコミュニケーション
個人の存在証明人間としての活動
道具(手段のひとつ)道具(手段のひとつ)
誰かをちょっと手助けできる方法チームの雰囲気をよくするかも?なこと
日々の勉強を駆動させる営み自分たちの活動を尊ぶ営み
仕組みとインセンティブがあると続けやすい資産
理解と経験のマイルストーンチーム力向上
経験の言語化相互理解
知識の再編纂
振り返り共通認識
記録愛すべき(相手の幸福を願い、成長を助け、ありのままを受け入れる)
経験の整理学びや経験の共有
頭の整理、言語化知る・知られること
自分の経験や性格、価値観を公開すること透明性を上げる方法の一つ
自分と組織にとって発信とは?

まとめ

 発信についてのワークショップを通じて、チームにとって発信がどれほど重要かをあらためて感じました。
特に「透明性」や「コミュニケーション」など、チーム運営に欠かせない要素と深くつながっていることが明らかになりました。
これからも、発信を大切にしながら活動を続けていきたいと思います。

 読んでいただきありがとうございました。