アドベントカレンダー一人で32件書いてみて(発信による思わぬ価値)

この記事はInsurtechラボアドベントカレンダー最終日の記事として書いています。
みなさん、アドベントカレンダーお疲れ様でした。

生成AI時代において、OUTPUTを続けることは、以前にも増して重要になってきたと感じています。
私自身、これまでも細々と発信は続けてきましたが、今年のアドベントカレンダーでは「毎日記事を書く」というチャレンジを自分に課しました。

毎年この時期になると、個人でアドベントカレンダーを立て、毎日記事を書いている人たちをちらちら見かけていました。
正直なところ、「この人たちやばいな。よくそんなことができるな」と思っていました。

イベント参加報告や社内勉強会の記録といった記事は、これまでもちょこちょこ書いていました。
ただ、単なる報告ではなく、自分なりの考察を含めた記事を書こうとすると、途端にハードルが上がります。
それをさまざまなテーマで、しかも毎日書き続けている人たちに対しては、純粋に尊敬しかありませんでした。
レベル感はさておき、今回のアドベントカレンダーを通じて「完璧ではないものの、継続的に書き続けられる状態にはなった」と感じています。

生成AIの存在は、今回かなり大きかったです。
テーマに悩んだときは、
① 話したいテーマをざっくり生成AIに投げる
② 学術的な枠組みなどを聞きながら、話を広げたり深めたりする
③ ある程度まとまってきたら、その意見に対する反対意見を述べてもらう
といった「頭の体操」を繰り返していました。
そのプロセスを通じて、「自分が書きたいと思える内容」まで整理していくことができました。

さて、そんな感じで今年私自身が書いたアドベントカレンダーをふりかえっていこうと思います。

書いたアドベントカレンダー記事

1日目 アドベントカレンダーを書こう!!

Insurtechラボのアドベントカレンダーに、セレンディピティの面白さについて書きました。

1日目(2) 2025の私のアジャイルジャーニー(前編)

シン・アジャイルのアドベントカレンダーに今年の社外登壇を中心にまとめました。

2日目 2025の私のアジャイルジャーニー(後編)

シン・アジャイルのアドベントカレンダーに、仕事や発信に関しての記事を書きました。

3日目 スクラムマスターって何する人2025

スクラムマスターのアドベントカレンダーに、ジェネレーターとしての役割について記載しました。

4日目 ストーリーテリングの重要性

アニメから得た学びのアドベントカレンダーに、劇場版名探偵コナンとストーリーテリングの重要性について記載しました。

5日目 3年間の発信の軌跡についてふりかえる

 Newbeeのアドベントカレンダーに、発信の自身の歴史やマインドについてまとめました。

5日目(2) AgileJapan2025の講演の感想まとめ

AgileJapanのアドベントカレンダーに、AgileJapan2025の講演の感想記事を記載しました。

6日目 RSGT2026に参加しよう!(前編)

Insurtechラボのアドベントカレンダーに、RSGT2026のDAY0とDAY1の紹介記事を書きました。

7日目 読書メモ「作る、試す、正す。アジャイルなモノづくりのための全体戦略」

2025年の”推し”本のアドベントカレンダーに、市谷さんの「作る、試す、正す」についての読書メモとプロンプトについて記載しました。

8日目 「天下布武‐英雄たちの咆哮」でSEの働き方を学ぶ

レトロゲーから学ぶエンジニアとかマジウケる!のアドベントカレンダーに、「天下布武」について記載しました。

9日目 マハンマバリオン?テラジ?ブフ?

 ゲームとことばのアドベントカレンダーに、女神転生シリーズの魔法について記載しました。

10日目 2025ふりかえり

ふりかえりアドベントカレンダー2025裏のアドベントカレンダーに、2025年度のふりかえりについて記載しました。

11日目 RSGT2026に参加しよう!(後編)

Regional Scrum Gathering Tokyo & Scrum FestのアドベントカレンダーにRSGT2026のDay2,Day3についての紹介記事を作成しました。

11日目(2) なぜ生成AI時代に、あらためてアジャイルなのか①

シン・アジャイルのアドベントカレンダーに、アジャイルよりも生成AIと言われる世の中の状況について書きました。

12日目 Project Manager にスクラムマスター経験は必要か?

PM界隈のアドベントカレンダーに大規模プロジェクトにおけるスクラムマスターの経験の重要性について記載しました。

12日目(2) なぜ生成AI時代に、あらためてアジャイルなのか②

シン・アジャイルのアドベントカレンダーに、AI時代のエンジニアリングのスコープについて書きました。

13日目 AIを用いたゴール設定のワークショップ

ファシリテーターのアドベントカレンダーに、生成AIを使ってのストーリーを活用したワークショップについて書きました。

13日目(2) なぜ生成AI時代に、あらためてアジャイルなのか③

シン・アジャイルのアドベントカレンダーに、アジャイルにより人が中心となって創造性が循環するという考えについて記載しました。

14日目 半年のプロジェクトふりかえり

Insurtechラボのアドベントカレンダーに、プロジェクトのふりかえりの記事を書きました。

15日目 やりたいのか、やっている感が欲しいのか?

kyon_mmのアドベントカレンダーに、きょんさんから学んだことを記載しました。

16日目 Webサービスの話に、SIerとして本気でのっかってみた

筆者公認ノッカリAdvent Calendar(柳川慶太編) パート1のアドベントカレンダーに事業責任者の話にのっかって記載しました。

17日目 EMではない私が、EMCONFを楽しみにしている理由

EMConf JPのアドベントカレンダーに2025のEMCONFで学んだことをまとめました。

17日目(2) Insurtechラボアドベントカレンダー途中経過

Insurtechラボのアドベントカレンダーに、Insurtechラボの1日目~16日目の記事の紹介を取り上げました。

18日目 顔の見えない仕事が組織を弱らせていく

Insurtechラボのアドベントカレンダーに、組織で何をスケールさせるかといった話を記載しました。

19日目 Welcome to RSGT2026

Regional Scrum Gathering Tokyo & Scrum Festのアドベントカレンダーにベルサール羽田と蒲田のお勧めについて書きました。

20日目 「あらたま・いくおファン」ってやつをやります

あらたま・いくおのアドベントカレンダーにあらたまさん、小田中さんから学んだことを書きました。

21日目 読書メモ「Noを伝える技術 プロダクトマネージャーが教える「敵を作らずに断れるようになる」作法」

Noを伝えるのアドベントカレンダーでNoを伝える技術の読書メモを記載しました。

22日目 上手く行かない子育てエンジニアのお悩み相談(2025)

子育てエンジニアのアドベントカレンダーで子育てのお悩みや他の方のブログに励まされた話を書きました。

23日目 はじまりの村

シン・アジャイルのアドベントカレンダーに足場となるコミュニティについて取り上げました。

24日目 ブログをINPUTにセレブレーショングリッドでふりかえり

ふりかえりアドベントカレンダー2025表に生成AIを用いてブログをサマリさせて行った振り返りについて書きました。

25日目 社外に出よう! (2025アドベントカレンダー無事完走できました)

ニッセイ情報テクノロジーPS事業推進室のアドベントカレンダーに組織のアドベントカレンダーの感想およびおすすめの社外登壇について記載しました。

発信について

 ということで、この記事を含めて32個のアドベントカレンダー記事を書きました。またアドベントカレンダー以外にも12/1~12/25まで15件のブログや25件のVoicyの発信を行い、更に並行でRSGTの登壇準備をするなど、個人的には今まで一番発信量が多かった1か月だったと思います。

現在の発信の主な目的は下記3点です。去年までは1だけで、2や3はなかったのですが、ずっと発信をし続けることで2や3といった効果が出てきているのを感じています。

1.自分のリフレクションになり探究につながる
2.生成AIとの対話が進み、プロンプトやINPUTが増えてパフォーマンスが上がる
3.人とのつながりが深まり、仕事につながっていく

1.自分のリフレクションになり探究につながる
何といっても書くことで自分に向き合って内省につながることが大きな価値だと思います。日々仕事をしていると忙しくてやりっぱなしになることが多いですが、普段から発信を意識していると、日々の業務に対して新たな視点が加わって見えるようになり、そのことが探究や学習を加速させると感じています。

2.生成AIとの対話が進み、INPUTやプロンプトが増えてパフォーマンスが上がる
生成AIに普段から色々聞くことに生成AIへの聞き方が増えたり、自分がOUTPUTしたファイルを入力し、更なるOUTPUTを出す等、OUTPUTすること自体が、生成AI時代においては自分自身の思考や学習を加速させる「複利的な価値」になっていると考えています。

3.人とのつながりが深まり、仕事につながっていく
3年間継続して発信していると、「この人はこういう発信をしている人だ」という認知が、少しずつコミュニティ内に生まれてきます。

その認知は、思っていた以上に信頼や対話のきっかけにつながるものだと、改めて感じています。仕事とは切り離した形で発信していますが、3年間コツコツ積み上げたものは、意外と価値あるなと最近感じるような出来事がちょこちょこありました。GIVERの精神は、やはり価値あるものだとしみじみ感じました。

続けてきたからこそ、発信という行動は「遠心力」にも「求心力」にもなりうる、大切な活動だと感じました。
来年は量だけでなく質にも目を向けながら、さらに進化していけるよう取り組んでいきます。

来年もよろしくお願いします。読んでいただきありがとうございました。